明石方面から国道175号線を北上し、県道559号線を右折して1本目の道を道なりにまっすぐ。
田園を抜け、50km制限の看板とカーブミラーのある交差点を左折すると、「福聚寺」にたどり着く。
福聚寺は亨保年間(1716~1736年)に建立され、一度寺堂が焼失したものの延亨2(1745)年に再建されている。
敷地内には稲荷神社があり、裏山にミニ遍路が配備されている。
駐車場から門をくぐらず、向かって左へ進むと、稲荷神社の鳥居がずらっとならんでいる。
その鳥居のふもと近くに大師堂があり、いくつかの石仏がある。
1番がどれなのかわかりづらいが、おそらく鳥居から向かって左にあるものだと思われる。
ただはじめこそ番号がわかりづらいが、途中からは石版や祠の脇に番号が記されているので、それなりに検討はつく。
敷地の外回りに沿って進むと、やがて山道となる。
勾配がそこそこきつく、足場も悪いので登山靴は必須である。
鳥居群に並行するようにひたすら登るが、10番を過ぎたころには鳥居も見えなくなる。
44番まで進むと下り坂となる。
ちょうど番号の半分でピークかと思いきや、少し進むと再び上りが続く。
しかもさっきより勾配がきつく、場所によっては岩肌むき出しのところもあり、まるで登山のような労力が必要となる。
ようやく67番で、頂上にたどり着く。
見晴らしは木に遮られていて、隙間からわずかに下界が確認できる程度。
休憩所も、古いベンチが1つ野ざらしにあるだけ。
近くに木の祠で祀られた岩が、何とも味わいがある。
そこからは、上りと同じく勾配のきつい下りをひたすら進み、一気に結願。
最後は大師堂にお礼参りしよう。
とにかく坂がきついので、登山のつもりでしっかり装備を準備するべきである。
訪問日 | 2018年11月11日 |
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所在地 | 兵庫県西脇市黒田庄町喜多734 |
所要時間 | 50分(徒歩) |
参考URL |
【Wikipedia】 |
備考 | 夕方が近く下り坂で急いだため、実質60分はかかる見込み。 |