甲賀山八十八箇所霊場(仮称)

神戸市方面から国道176号線→県道7号を北上、「氷上」交差点を西へ向かってすぐ、住宅地のまん中に小高い丘「甲賀山」がある。
ふもとは公園になっており、子どもの遊具と4つの神社がある。

「甲賀山」の名前の由来は、かつて三重・甲賀の武士がこの山に砦を構えたことからきている。
ミニ遍路は大正3年に建立され、毎月21日を「お大師さんの日」として、かつては多くの人がお参りをしたそうである。

敷地の西側から、参道が延びている。
石仏は基本的に、土に祠が造られて祀られている。
まるで、弘法大師様が洞窟で修行している逸話になぞらえているようである。
「本尊」と「大師」が一対になっており、お大師さん側の石仏に番号が刻まれている。

山はほんの167mという標高であるものの、登り坂はそこそこの勾配があり、けっこう疲れる。
石仏は、20歩くらいの間隔で並んでいる。
こんな広い間隔だったら、すべて巡るのに時間がかかりそうだ。
敷地はそう広くなさそうなのに。

23番をまわった後道なりに進むと、次の石仏がなぜか66番。
どうやら、66番手前にある曲がり角を、左に進まないといけないようだ。
道を曲がって広がる光景に、ビックリ!

何と、石仏がずらっと並んでいる。
そこには水道施設があるのだが、施設に沿って24番から65番まで、横並びになっているのだ。
一気に参れることの手軽さはあるが、1体ずつしゃがんで合唱礼拝すると、ひたすらスクワット運動の連続となるのでしんどい。


水道施設を抜け、再び山道へ。
ここからは下り坂である。
道は細く険しいものの、他のミニ遍路と違い、すぐ近くに民家があるという安心感がある。

すべてを巡り、かかった時間は30分。
短い時間ながら、いい運動になったし、洞窟風に祀られた石仏はインパクトがある。

訪問日 2016年10月9日
所在地 兵庫県丹波市氷上町成松277
所要時間 30分(徒歩)
参考URL 【Zebra爺さんの徒然草】
http://blogs.yahoo.co.jp/jg3xtz/65367636.html
備考

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